えっ何で?しっとり系化粧水はインナードライの敵?

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乾燥肌が辛い人は、しっとり系の化粧水を使っている方も多いでしょう。塗った後は、肌がもっちりして、潤った感じがしますよね。

でもちょっと待って下さい。もしかしたらそのしっとり系化粧水、乾燥肌やインナードライにとって、症状を悪化させるものかもしれません!

今回は、しっとり系化粧水の中でも、乾燥を助長するタイプの化粧水の見分け方を紹介します。

見分け方のポイントは、ヒアルロン酸の種類と、保湿成分以外の基材となる成分が何かです。

ヒアルロン酸の種類】

しっとり系の化粧水の多くに配合されている成分である、ヒアルロン酸ヒアルロン酸は1gで6リットルもの水分を保持することができるほど保湿力に優れた成分です。

しかし、意外に知られていないのが、そのヒアルロン酸にもいくつか種類があるということです。

ヒアルロン酸Na…分子量が大きくて肌に浸透しない。保水力が高くとろみがある。

加水分解ヒアルロン酸…分子量が小さく肌に浸透しやすい。ヒアルロン酸Naよりも保水力は低く水に近いテクスチャになる。

ヒアルロン酸Naは、多くのしっとり系化粧水に配合されていますが、実は肌には浸透せず、肌の表面に膜を作ることで保湿するタイプの成分になります。

化粧水の成分は多くが水なので、保湿成分がヒアルロン酸Naメインの化粧水は、特に浸透率が高いわけでも低いわけでもない水を、ヒアルロン酸Naでフタをする形になります。

結果、角質層はあまり潤っていないにも関わらず、肌表面はもっちりとするので、乾燥が改善されたと勘違いしてしまう事が多いのです。

ただし、ヒアルロン酸Naが絶対に悪い、という訳ではありません。

ヒアルロン酸Na自体は肌に浸透はしませんが、ナノセラミドなどの角質によく浸透する保湿成分と併用することで、ヒアルロン酸Naの膜で保湿する効果が出ます。

ヒアルロン酸Na配合化粧水を使う場合には、併用するクリームなどに気をつけないと、乾燥を助長する場合があるので、注意してください。

【基材の種類】
化粧水の成分を溶かすための水溶液を、基材といいますが、化粧水の基材はほとんどが水です。

そして、水に加えて、溶けをよくする成分として、グリセリンやBG、エタノールといった成分を配合している化粧水が多く存在します。

その基材の中でも、特にエタノールが注意が必要です。

エタノールはアルコールの一種です。アルコールは少量であれば、それ自体は通常肌に悪影響はないのですが、化粧水の基材として使用する時には、注意が必要な成分になります。

アルコールは元々、揮発性といって、空気に触れるとあっという間に蒸発していくという性質があります。これは水が自然蒸発するよりも、ずっと早い蒸発スピードです。

アルコールは水に溶けやすいので、化粧水に配合した時に他の成分との相性も良いです。そして肌につけた時には、揮発性の性質からすっと蒸発して、肌に馴染んだと勘違いします。

せっかく保湿成分入の化粧水を使っても、エタノールが配合されている化粧水は、つけたそばから蒸発していくので、乾燥肌を助長させてしまい、危険です。

しっとり系で肌がモチモチするのに、肌なじみが早くて安い化粧水の多くは、このエタノールを配合している化粧水がとても多いです。

乾燥肌を改善するためにしっとり系化粧水を選んでも、エタノールが入っていては、保湿どころか乾燥してしまうので、エタノール配合の化粧水は避けるべきでしょう。

しっとり系化粧水総てが悪いわけではなく、成分の選び方次第なので、良い化粧水で肌をいたわりたいですね。